更年期のホットフラッシュの原因と対策方法

女性の場合は生理が終了する閉経という状態になるまで約5年、閉経を迎えてからも5年くらい、合わせて10年ほどの期間を更年期と呼びます。

女性ホルモンを司る卵巣機能の衰えと共に、40代から50代にかけて徐々に更年期における不快な自覚症状を感じるようになっていきます。

その中でも約70%以上の女性に表れるもので「ホットフラッシュ」があります。

ホットフラッシュの症状の仕組みとは?

ホルモン分泌量は脳の視床下部からの指令でコントロールされていますが、卵巣は経年により機能低下するとその指令に対して十分に反応することができなくなり、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量も少なくなってしまいます。

このホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れの引き金となり、血管の収縮・拡張など自律神経がコントロールしている作用へも影響が出始めます。

血管の収縮や拡張が突然発生することにより出る、顔が火照ったり発汗したりという症状がホットフラッシュです。

これは寒い季節や時間などとも関係なく、突如として首から上だけ、もしくは胸や背中などが暑くなり汗を大量にかく、またはのぼせる、ハンカチで拭いても間に合わないくらいの発汗量という、自分ではどうしようもないものです。

このように、人間の心身をバランスよく保つためには正常な自律神経の働きが不可欠です。

ホットフラッシュの有効な対策方法

ホットフラッシュ対策としてはホルモンバランスを整えること、医療機関においてエストロゲン減少を抑えるべくホルモン補充療法でエストロゲンを補充する、などがあります。

また、突然やってくるホットフラッシュですので、とっさの対処法も覚えておきたいものです。

首あたりが暑くなってきた時には、首筋に汗拭き取りシートなどを当てて冷やします。普段からウェットティッシュやボディクールシートなどを携帯して、備えておくと安心です。

服装も重ね着を心がけ、体温調節をこまめにできるようにしておくことも効果的です。扇ぎたくなるので扇子を携帯しておくことも大変有効です。

ホットフラッシュの対策には漢方がおすすめって本当?

上記の医療機関におけるホットフラッシュ対策法として、更年期前期(まだ月経が続いている)には漢方薬が副作用も少なく効果的です。

虚弱タイプには加味逍遥散、冷えに弱く貧血タイプには当帰芍薬散、体力があって軽い症状の場合には桂枝茯苓丸が処方されます。

更年期後期(閉経直前後)には女性ホルモン補充療法にて、短期間で効果を求めることにより即効性を発揮し、諸症状の改善に繋がり、早く楽になれます。

更年期に入る前より運動をしていた人は症状が軽いと言われていますので、できれば定期的に軽い運動を続けておくと良いでしょう。